【第2回】アスファルト君の正体 ― なぜPFASが必要だったの? PFAS会話 第2話 アスファルト君 博士、ボク、第1話を読んでショックだったよ。 ボクの中に、熱で変身しちゃう 「フッ素化合物(PFAS)」が入っているなんて……。 そもそも、なんでそんな危ないかもしれないものをボクに混ぜたの? みず博士 ほっほっほ、怒るなアスファルト君。 実は、君が「丈夫で長持ちする道路」でいられるのは、PFASのおかげでもあるんじゃよ。 アスファルト君 えっ、どういうこと? みず博士 アスファルトは砂利(骨材)と油を混ぜて作るんじゃが、砂利には水分が含まれておる。 本来、水と油は仲が悪くて混ざらんじゃろ? そこで、 「界面活性剤」の出番じゃ。 アスファルト君 あ、聞いたことある! 洗剤みたいに水と油を仲良しにするやつだね! みず博士 その通り。 PFASを水に溶かして加熱して混ぜることで、石と油の間に強い膜を作り、ガッチリと結合させることができるんじゃ。 これによって、重いトラックが通っても壊れない、安定した製品が生まれるわけじゃな。 アスファルト君 なるほど……ボクを強くするために、どうしても必要だったんだね。 みず博士 そうじゃ。 しかし、この「便利さ」の裏側で、恐ろしいことが起きている可能性があるんじゃ。 それは、君が工場で生まれる瞬間の 「熱」に関係しておる。 次回、 工場の熱が毒を呼ぶ!? アスファルト誕生に隠された「負の連鎖」について話そうかの。 ※本連載の内容は、一般社団法人 日本環境創生協会の調査・研究に基づく独自の見解です。 連載 第3回へ >