【第11回】今、私たちにできること ― 未来の子供たちへ贈る「清澄な水」 PFAS会話 水彩絵の具さん 博士、私、不安でたまらないの。 科学が進歩したら、また新しい「悪い物質」が見つかるかもしれないでしょう? 私たちが今やっていることは、本当に未来のためになっているのかしら……。 アスファルト君 ボクもだよ。 今は「PFAS」や「PAH」が危ないってわかっているけど、将来もっと怖いことがわかるかもしれない。 そうなったら、ボクたちはどうすればいいんだろう? みず博士 二人とも、その不安は大切なことじゃ。 確かに、これから先も新しい課題は出てくるかもしれん。 しかしな、「今、有害だとわかっているもの」をそのままにしておくことは、未来の子供たちへの明らかな裏切りなんじゃよ。 アスファルトに含まれ、生命の設計図であるDNAを傷つける多環芳香族炭化水素(PAH)やPFOS・PFOA、そして絵の具に含まれ早死にのリスクを高めるBPA(ビスフェノールA)やマイクロプラスチック。 これらは現時点で、私たちの手で取り除けるものなんじゃ。 水彩絵の具さん そっか……。 未来に何が起きるか全部はわからなくても、今わかっている毒だけでも私の手で止めることが、未来の赤ちゃんを守ることにつながるのね! アスファルト君 ボクも! 現場で出る泥水を「ただの濁った水」として流さず、この 魔法の粉(イオンリアクション)でしっかり毒を吸着して閉じ込めるよ。 そうすれば、その水が巡り巡って誰かの食卓に届くことはないんだね。 みず博士 その通り。 そして、粉で固めた「有害な塊(脱水ケーキ)」を1100℃以上の高温で焼けば、PAHもPFASも跡形もなく分解・無害化される。 この「ひと手間」こそが、未来の子供たちの病気のリスクを減らし、動物たちが安心して暮らせる川を守る、大人たちの愛の形なんじゃよ。 ※本連載の内容は、一般社団法人 日本環境創生協会の調査・研究に基づく独自の見解です。 連載 第12回へ >